お出かけ
インドア派だけど秋の比良で崖登り
2017年12月08日 マーヴェラスゆうり
普段はスリルと無縁な日々を送るマーヴェラスゆうりです。
世界中のどこよりも布団の中が好きな私ですが、年に数回、なぜか登山へ出かけます。
年に数回のくせに、とっさに趣味を聞かれたら「登山ですかね~~」と答えてしまいます。
11月の中旬、いつも登山へ誘ってくれる「山の達人」よりお誘いがあり…
職業も年齢もバラバラな13名という大所帯で滋賀県の比良山へ向かいました!
比良山(ひらさん)ってどこ?
琵琶湖西岸に連なる比良山地、武奈ヶ岳(ぶながたけ)と呼ばれる最高峰付近まで登ってきました。
「びわ湖の左のほう」とお考えいただければだいたいオッケーです。
実は車で30分以内の場所に実家があるのですが、登るのは初体験でした。
京都駅からJR湖西線で50分あれば到着します。
朝8時台にも関わらず、冒険したくてウズウズしてる感じの山ガール山ボーイがたくさん乗っていました。
JR比良駅に到着
引用元:国土地理院の電子地形図(タイル)に登山ルートを追記して掲載
比良駅から山のふもとまでは走って20分くらいとのことですが、体力確保のためバスに乗ります!
本数が少ないのでバスは超満員でした。
奈ヶ岳は京都・大阪からも近く、初心者~上級者まで幅広く楽しめる登山先として人気だそうです。
登山ルート |
JR湖西線比良駅→イン谷口(登山口)→ 青ガレ→ 金糞峠→ 八雲が原→ 北比良峠(ダケ道)→ カモシカ台→ イン谷口→ 比良駅 |
山の達人によると “比較的短いがダイナミックなコース” とのこと。
初心者が多めだったので武奈ヶ岳の山頂はまた次の機会に~~。
寒さ対策
この日(11月12日)の滋賀県の天気は…
天気 | ![]() 晴れ |
|
気温 | 最高気温 | 15.2℃ |
最低気温 | 9.9℃ | |
露点温度 | 3.0℃ |
アウトドアにぴったりな、穏やかな気候でした!
吸水速乾の長袖シャツ+長袖パーカー+厚めのウィンドウブレーカーという服装で挑みました。
防寒対策でコンパクトなダウンベストも持参したのですが、
山頂あたりは風が冷たく、持ってきて大正解。これがなければ震えていました!
いきなり紅葉がお出迎え!
木々がとてもきれいに色づいていました!…が!!
私のスマートフォンで撮った写真では、景色の美しさがほとんど再現できてません。
なぜならiPhone5sだから……。
iPhoneXに替える予定は当分ありません。
力強さを感じる「砂防えん堤」です。
上流から流れてくる土砂を受け止め、貯まった土砂を少しずつ安全に流してゆくことにより、土砂の量を調節するのが砂防堰堤です。
ところどころに川が流れていて、水の音に癒されながらの気持ちよい登山でした。
もっとワイルドにもっとたくましく
何回かこんな感じの丸太橋を渡りました。
固定されていない無骨な橋なのでぐらぐらと揺れます!
滑りやすい細い砂利道。
何回か足をとられて転びそうになりました。
今日のハイライト、崖のぼりです!
こんな崖を登るの…?と躊躇してしまいますが、
ここ「青ガレ」は登山家の間では一般的なコースだそう。
(たまに落石があるそうで危険度は比較的高いです)
岩や石がゴロゴロしていて……初心者にはかなりしんどい!
傾斜もきつい!
岩に手をかけながら一歩ずつ登り進めるのでアドベンチャー度はばっちり。
「次はどの石に足をかけようか…」と考えながら登るところは、ボルダリングに近いかもしれません。
何度も足が止まりそうになりましたが、登りきったときの達成感は格別でした!
「山登りしたぞ~~~~~!」という気持ちで満たされます。
入会料金もVRも電源も不要、誰もが無料で体感できるスリルとアドベンチャー!!
ご褒美は標高970mの絶景!
歩き始めて3時間、北比良峠に到着。
クリスマスツリーのようなポイントが迎えてくれました!
こちら登山用語でケルン(積み石)と呼ばれているそうです。
眺望が最高~~~!絶景が飛び込んできました。
琵琶湖の向こう側まで見えるほどいいお天気でした。(ただし風は冷たい…)
MOTHER LAKE,We Love SHIGA.
山頂でお湯を沸かす人たち
絶景を楽しんだ後はお楽しみのお昼ごはんタイムです。
この日はガチの登山好きが数名いて、彼らが登山用バーナーを持参してお湯を沸かし始めました…。
山の上で熱々のうどんを食べたり、コーヒーを楽しんだり。
う、うううらやましい……!!
山頂で食べるご飯は、下山を助ける大切なエネルギー減。
ドラクエでいうと初期の「やくそう」くらい大切なものです。
ここまで登ってきた疲れからか、適当に仕込んだオニギリがめちゃめちゃ美味しく感じます。
北比良峠から「八雲ヶ原」へ下ると、見通しの良い平原が。
静かでのんびりできるとても良い場所でした。
この辺りは2004年頃までスキー場があったそうです。
下山のほうがケガが多いという話を聞いて、慎重に山を降りました。
重機+紅葉のコラボレーションに胸がときめく!
下山後はもちろんビール!とおでん。
15時頃に無事に下山。
帰りの電車に乗る前に、比良駅の近くにある「一休」さんでビール&おでんをキメました。
ここは山の達人イチオシのお店で、昔から登山客たちが集う場所なのだそうです。
昭和レトロな店内、ちょっと若者は入りにくいかもしれませんがぜひ…。
愛嬌たっぷりなおばちゃん店主とのトークを楽しみました。
実は遭難が怖かった比良山
実は、私たちが訪れるちょうど一週間前……
たまたまテレビを見ていたら「比良山で遭難者が発生、3名救助」のニュースが!
報道された場所は、この日通ったルートのすぐ近くでした。
比良山は比較的低山なのですが、遭難者が多いのだそうです…。
実際に歩いてみると、先日の大型台風での倒木で道が荒れていたり、
場所によっては案内が少なかったりで道に迷いやすいように感じました。
ニュース報道ですっかり身構えてしまった私はいつもより多めにお菓子を持って行きました。
※↑まちがった遭難対策です。
正しい登山の安全対策はこちら。去年の年間遭難者は40名以上も…。
比良山系登山情報 安全な登山のために
今回はルート確認も時間配分も仲間のサポートに助けられましたが、次回からはしっかり登山届を出して挑もうと思いました。
最後に、友人が一眼レフカメラで撮ってくれた紅葉写真をどうぞ!
この記事を書いた人
-
マーヴェラスゆうり
ディレクター (大阪本社) ※退職
ディレクター
(大阪本社) ※退職
滋賀県出身。同郷のミュージシャンT氏に憧れ、自分もいつか強風を浴びて踊り狂いたいという想いを抱え加入したファンクラブは気がつけば20年程経過していたというマーヴェラスレディ。 家電メーカーサイトの運用をメインに担当。両手に検証用タブレットを抱えて作業する姿はまるで千手観音さま。時には自らコーディングやデザイン制作でも手を動かすなど、幅広く活躍中。
滋賀県出身。同郷のミュージシャンT氏に憧れ、自分もいつか強風を浴びて踊り狂いたいという想いを抱え加入したファンクラブは気がつけば20年程経過していたというマーヴェラスレディ。 家電メーカーサイトの運用をメインに担当。両手に検証用タブレットを抱えて作業する姿はまるで千手観音さま。時には自らコーディングやデザイン制作でも手を動かすなど、幅広く活躍中。
この人が最近書いたものを見る
これを読んだ人にオススメ
最新の3件
タグ一覧
WEB制作・プロデュース会社『フューチャーヒット』の人々が趣味などをゆるく紹介するサイトです。
フューチャーヒットの「人々」が自由に、でも真剣に取り組んでいく様子をこの「ひっとびと」を通してお届けしていければと思います。