手作り
マレーシア名物の肉骨茶 (バクテー / Bak kut teh)を作ってみた
2018年02月15日 わたるん (ゲストライター)
バクテーとは?
わたるんです。
マレーシア駐在者が必ず食べて、そして多くの人が好きになる料理。それが肉骨茶 (バクテー / Bak kut teh。以下バクテー)です。
Wikipediaには「マレーシア及びシンガポールの鍋料理」と書かれています。豚肉メインの煮込み、と表現した方が個人的にはしっくり来るかな。マレーシアローカルの人々は朝からガッツリ食べてたりしますが、私は昼食で食べることが多かったです。肩ひじ張らずに食べる大衆料理です。薬膳の要素もあって、滋養強壮にもよさそう。
本場マレーシアのバクテーは、こんな感じ。
クアラルンプールでは、中心部から離れますが、Klangというエリアが、おいしいバクテーを出す店が多いことで著名です。
現地で食べるのが一番ですが、今やAmazonでバクテーの素を買える世の中。また、クックパッド上にもレシピがいくつか掲載されています。
https://cookpad.com/search/バクテー
今回は、バクテーの素を使う形で、自宅でバクテーを作ってみようと思います。ただし「素」はAmazonで買うものではなくて、マレーシア駐在の同僚に持ち帰ってもらった現地のスーパーで売っているものです。アヤシイ日本語で調理方法も書いてあります。
この説明文とクックパッドの情報をもとに、多少アレンジも利かせて、調理してみました。
材料 (大人4人分)
- バクテーの素 1パック
- 豚肉 カツ用360g + すき焼き用200g
- ホワイトマッシュルーム 大粒のものを5つ
- 油揚げ 3枚
- エノキタケ 1パック
- ヤングコーン 1パック
- ニンニク 4カケ
- 塩 小さじ2杯
- 料理酒 1振り
- 水 1.5リットル
- スイートチリソース (食べる時のソースとして)
作り方
豚肉は食べやすい大きさにカット。長く煮込むので、大きめに切った方がいいかも。
エノキタケは下の方を切り落とします。
ホワイトマッシュルームは、縦に2つに切り分けます。
油揚げは、食べやすいサイズに切ります。
ニンニクは皮をむいておきます。
これらを下ごしらえしつつ、水を沸かしておきます。沸騰したら、ここまでの材料とバクテーの素をまとめて鍋へブッコミ!
この状態で弱火でコトコトと煮ていきます。クックパッドのレシピでは1時間~2時間と煮る時間に幅がありましたが、私は間を取って1時間半ほど煮込みました。その間に他の調理を進めたり、イオンにチリソースを買いに行ったり、娘と遊んだり…(火の番は妻と交代で)。
1時間くらいの時点で、ヤングコーンを投入します。
薬膳のような漢方のような芳しい香りが、キッチンに満ちてます。
随時味や煮込み具合を確認しつつ、時間になったので塩と料理酒を投下し、かき混ぜて、火を止めます。それから適当なお皿に盛りつけます。
こんなんできましたー。
現地レストランのバクテーよりも少し薄味ながら、材料にはしっかり染み込んでいるし、日本人にはちょうどいいかな。とてもごはんが進むテイストです。バクテースープだけでも十分食べられますが、お好みに応じてスイートチリソースで味わうのも吉。一緒に飲む飲みものは、アルコールよりはウーロン茶がいいかと思います。
最後に
日本でもバクテーを食べられる店はいくつかあります。老舗で有名なところは、池袋のマレーチャンとか。
日清カップヌードルからシンガポールラクサ味が出ましたが、ラクサもバクテーも同じ地域(マレー半島)の料理です。もしかしたらそのうち、マレー料理の本格ブームが日本に来るかもしれませんね。
この記事を書いた人
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わたるん (ゲストライター)
グローバル事業本部 (フューチャースピリッツ)
グローバル事業本部 (フューチャースピリッツ)
社内では希少な北関東出身。栃木県→東京都→マレーシア→東京都というオデッセイを経て、現在はフューチャースピリッツ京都本社で海外事業の一端を担う。東京時代はWEBディレクターだったが、マレーシア駐在時に流した苦労を糧に、今は海外事業に関連する業務全般(特に事業開発、商品開発、営業、管理等)を担当。趣味は旅行。ASEAN加盟国全てを回り、各国でラーメンを食べてきた。外国で身の危険を感じたことはほとんどないが、激昂したタクシー運転手から回し蹴りを食らいかけたことはある(ひらりと身をかわした!)。1977年生まれ。
社内では希少な北関東出身。栃木県→東京都→マレーシア→東京都というオデッセイを経て、現在はフューチャースピリッツ京都本社で海外事業の一端を担う。東京時代はWEBディレクターだったが、マレーシア駐在時に流した苦労を糧に、今は海外事業に関連する業務全般(特に事業開発、商品開発、営業、管理等)を担当。趣味は旅行。ASEAN加盟国全てを回り、各国でラーメンを食べてきた。外国で身の危険を感じたことはほとんどないが、激昂したタクシー運転手から回し蹴りを食らいかけたことはある(ひらりと身をかわした!)。1977年生まれ。
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