カルチャー
アロハ♪フラのトリビアとハワイアンソング10選
2017年10月16日 たなな
フラダンス、といえば「おばあちゃんがカルチャースクールでゆっくりと踊るもの」と思われることが多いですが、本気でやるフラは、とても、とても、とっても、体力が要求される本気ダンスです。
優雅なアウアナ(フラといえばイメージするあれ)や、迫力のあるカヒコ(古典フラ)、セクシーなタヒチアン(ココブラをつけるのはこれ)など、ひとことでフラといっても種類はさまざま。
今回はフラのあれこれをおりまぜながら、BGMとしておすすめの曲や、のりのりで踊ってみたくなるようなハワイアンソングをご紹介します!
※ちなみに写真のウミガメはハワイ語で「ホヌ」といって、幸運を運んでくる海の守り神です。
Pua Lili Lehua
まずはこちら、フラの曲といえばこれ!というくらい定番中の定番、プアリリレフア。
やさしい愛にあふれた曲で、フラのふりつけも感情たっぷりに踊る、ゆっくりとしたハンドモーションが多いです。
ちなみに「プア」はハワイ語の「花」という意味で、プアリリレフアは「リリレフア(サルビア)の花」という意味。花の名前を歌詞で歌うときは、どの振り付けでも、だいたい両手でお花のかたちを作ります。
Ipo Lei Momi
こちらはテンポがよくリズム感がある曲、イポレイモミ。
繰り返されるフレーズが耳に残りやすく、つい口ずさんでしまいます。元気いっぱいに踊れる曲ですが、歌詞の内容はかなり激しめの恋のあれこれです。
ちなみにこちらの動画で流れている歌声は、ハワイアンソング界で知らない人はいない超有名シンガー、ケアリィ・レイシェル!いやし効果絶大なので、ケアリィの歌声はアルファ波なんじゃないかと思います。
Poli’ahu
プアリリレフアと同じゆったりとしたバラードで、こちらもお気に入りの曲。雪の女神ポリアフのせつない恋の歌です。
フラはどの島の歌なのかによって衣装の色が変わるのですが、ポリアフは赤に象徴されるハワイ島の歌にもかかわらず、純白のドレスで踊ります。
Mokihana Lullaby
モキハナ、というのはとっても香りのいい木の実のこと。モキハナララバイは、モキハナに愛をこめて感謝や祝福をおくります、という、とってもすてきな歌詞の曲です。
この動画で歌っているのは、ハワイアンソング界では有名なバンド、ナ・パラパライ。残念ながらすでにグループは解散していますが、今はそれぞれソロ活動をされています。
Ka Makani Ka’ ili Aloha
この曲も大好きな1曲、カマカニカイリアロハ。
動画は夏川りみさんとKonishikiさんが歌うカマカニです。日本のシンガーがハワイアンソングを歌っていたり、逆に「涙そうそう」をケアリィ・レイシェルがアレンジして歌っていたりと、ときに思いがけないコラボレーションを楽しめます。
Ke Ha’a La Puna I Ka Makani / Ke Ha’a La Puna Ke Ahi Ena’ena
さあ、ここからはカヒコ(古典フラ)のご紹介。カヒコはアウアナのような楽器は使わず、イプヘケというひょうたんで作られた楽器を使って、チャント(掛け声)や歌声だけで踊ります。
そして、カヒコと言えばはずせないのは、フラ界の異端児、マーク・ホォマル!独特のリズム感とシンプルな歌声に、カヒコならではの力強さをひしひしと感じます。
情緒たっぷりにアウアナを踊るのも好きですが、笑顔はいっさい見せずキリっと力強く踊るカヒコも好きです。
Na Hana Nui A Maui
こちらもマーク・ホォマルの曲。文句なしにカッコいいです。
ちなみにカヒコの最初に必ず言っている「マーカウカウ」とは、英語の「Ready」のような意味で、歌い手からダンサーに向けた掛け声。
反対に、曲の途中途中で掛け声を入れているのはダンサーたちです。踊りながら「次は何番を歌って」と指示を出して、歌い手がそれに従って歌う、というのが本来のフラの踊り方。ただ、たいていの場合はこう、というセオリーはちゃんとあって、そうでない時も事前に打ち合わせして決めていることがほとんどです。
Aia La O Pele
こちらはキラウエア火山の女神、ペレをたたえる曲です。
ペレの曲を踊るときの衣装はもちろん、絶対に、必ず、赤いドレス。ペレはすごく気性の激しい女神で、この曲の踊りを練習していたときは敬意を込めてペレ様、ペレ様、と呼んでいました。
ちなみにカヒコを踊るときは、曲にあわせてカイ(入場)とホイ(退場)の歌と踊りがあります。ダンサーも全員声をはって歌いながら踊るのも特徴です。
Logo Te Pate
それから、さあ、お待ちかねのタヒチアンソング!
まずご紹介するのはこちら、ロゴ・テ・パテ。ディズニー映画「モアナと伝説の海」でも使われていたので、聞いたことがあるかもしれません。ノリがよくて元気いっぱい、一気に明るい気分になれるのがタヒチアンソングです。
ちなみにこちらの動画で踊っているのは、タヒチアンを紹介するのに欠かせないメヴィナ・リウファウ率いるハラウ(フラ教室)、ノノシナの皆さん。
ステージの下のセンターで赤い衣装を着て踊っている男性がメヴィナです。日本のフライベントにもよく参加して、カネ(男性)フラで会場をわかせてくれます。
Pate Pate
最後はこちら、見ているだけで元気になれるタヒチアン!
ステップなんてこまかいことがわからなくても、うきうきしてしまいます。
ちなみにタヒチアンというと、露出の高い衣装で「キェーッ」と奇声をあげながら踊るのが特徴的ですが、タヒチアンのステップや声の出し方は、実はなかなか高度なテクニック。はじける笑顔で楽しそうに踊っているダンサーを目の前にすれば、きっと心躍ること間違いなしです!
この記事を書いた人
-
たなな
ディレクター (大阪本社)
ディレクター
(大阪本社)
芸術をこよなく愛する社会人芸大生。現代アートとコンテンポラリーダンスが好きなのに特技は日本舞踊というマルチな趣味を持つ。芸妓役で時代劇ドラマに出演したことあり。 システムエンジニアを経てWEBディレクターへ。大手家電メーカーのSNS支援やECサイトの構築、生協サイトの運営にたずさわる。論理的な考察と、わかりやすいライティングに定評あり。
芸術をこよなく愛する社会人芸大生。現代アートとコンテンポラリーダンスが好きなのに特技は日本舞踊というマルチな趣味を持つ。芸妓役で時代劇ドラマに出演したことあり。 システムエンジニアを経てWEBディレクターへ。大手家電メーカーのSNS支援やECサイトの構築、生協サイトの運営にたずさわる。論理的な考察と、わかりやすいライティングに定評あり。
この人が最近書いたものを見る
これを読んだ人にオススメ
最新の3件
タグ一覧
WEB制作・プロデュース会社『フューチャーヒット』の人々が趣味などをゆるく紹介するサイトです。
フューチャーヒットの「人々」が自由に、でも真剣に取り組んでいく様子をこの「ひっとびと」を通してお届けしていければと思います。