カルチャー
夜がやってくるまでのひととき「あおのじかん」
2016年11月24日 たなな
出典元:Amazon
フランスの絵本作家、イザベル・シムレールさんの絵本「あおのじかん」を読みました。
おひさまが沈んでから夜がくるまでのあいだ、あたりがうすい青からふかい青にかわっていくまでのようすが、動物や植物たちとともに描かれています。
カタツムリが そらにむかってつんつん つのをたてたり
ほんのりあおいホッキョクギツネが くうきのなかへ歩いていったり
シロナガスクジラが あおいベールにつつまれて ほわっとしんこきゅう
どのページをひらいても美しい青に目をうばわれて、描かれているほそい1本1本の線がほんとうに美しく、いつまででも見ていられそう。
最初のページはうすい青、そこからだんだんと夜が近づくにつれ、最後のページは黒に近いふかい青になっていきます。そう、「あおのじかん」はどのページをひらいても、すべてが青いろ。なのに、おなじ青はどこをさがしても見当たらない、すべてのページがそれぞれに特別な青いろです。
裏表紙に描かれた色見本は、色の名前がとってもおちゃめ。
たとえば、ゆめのいろ、あかちゃんのぼうしのいろ、うんどうかいのそらのいろ、たいせつなボタンのいろ、そらとぶえんばんのいろ。ほかにもたくさんの、青いろ。
ちいさな子どもがいたら、毎晩でも読み聞かせしたいなぁと思いました。
ストーリーもイラストも最高に美しい「あおのいろ」、チャンスがあればぜひ読んでみてください。
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たなな
ディレクター (大阪本社)
ディレクター
(大阪本社)
芸術をこよなく愛する社会人芸大生。現代アートとコンテンポラリーダンスが好きなのに特技は日本舞踊というマルチな趣味を持つ。芸妓役で時代劇ドラマに出演したことあり。 システムエンジニアを経てWEBディレクターへ。大手家電メーカーのSNS支援やECサイトの構築、生協サイトの運営にたずさわる。論理的な考察と、わかりやすいライティングに定評あり。
芸術をこよなく愛する社会人芸大生。現代アートとコンテンポラリーダンスが好きなのに特技は日本舞踊というマルチな趣味を持つ。芸妓役で時代劇ドラマに出演したことあり。 システムエンジニアを経てWEBディレクターへ。大手家電メーカーのSNS支援やECサイトの構築、生協サイトの運営にたずさわる。論理的な考察と、わかりやすいライティングに定評あり。
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