お出かけ
車試乗記 BMW MINI 新型 CROSSOVER
2017年03月09日 なっきー
駅の自動改札機で前の人が「ピンポーン」と止まる確率の高い気がするなっきーですこんばんは。
女性だったら体当たりします(嘘
さて、早くも三回目の試乗記。
今回ご紹介するのは、2月末にデビューしたばかりの新型MINI CROSSOVERで御座います。
車に詳しくない人でも”MINI”は知っている人が多いのではないでしょうか。
もちろん、想像される”MINI”は昔の小さなMINI、今のちょっと立派なMINI、色々とあるでしょう。
そんなMINIの中においても、CROSSOVERは異色の存在。
MINIの雰囲気はそのままに、流行りのSUV仕立てにしたモデルで御座います。
さて、今回もコーヒーからスタート。
MINIって素敵なんですよ。
コーヒーカップもおしゃれだし、お店の雰囲気もカッコいい。
前に担当してくれていたスタッフさんが退職されていたので、店長さんが自ら色々と説明してくださいました。
では、さっそく車を見ていきましょう。
内外装の仕立てと居住空間。
まずは、店内に展示してあった「COOPER SD」というモデル。
いわゆる、一番いいやつです。
外側の見た目はちゃんとMINIなんですが、写真で見るよりずっと大きく感じます。
それもそのはず、長さは4315mmもあるし、幅に至っては1820mmもある。
ついでに、この「COOPER SD」、お値段も500万程します。
あぁ、どんどんプレミアム化していくなぁ、なんて思いつつ・・・内装を見てみましょう。
この辺、MINIらしいというか、BMWに買収されてからずっと同じテイストで来ているので、変化は薄いけど安心感はあります。
なんかイチイチ可愛い感じ。
シートもオシャレでしょ?
そして、このラゲッジスペース。
MINI史上最大級なんじゃないかしら。
しかも二段底になっているので、普段使わないけど積んでおきたいものも隠しておけますね。
個人的に好きな、このエンジンスタートスイッチ。
男って、こういうスイッチが無駄に好きなイキモノでして。
この赤いところを下に押し下げると、エンジンスタートするんです。
で、ドライバーズシートのポジションを設定して、後部座席に回ってみる。
日頃のストレスを握りしめた拳で、大よそ二個半もあります。
ホントに大きくなったなと感じさせられますね。
これなら、子供がそこそこ大きなファミリーでも安心して乗れそうです。
では、試乗してみましょう。
店長さんが「一人で好きなだけ乗ってきていいですよ」なんて言うもんだから、お言葉に甘えさせて頂きました。
試乗車は「COOPER D ALL4」と呼ばれる中間グレード。
ちなみに、エンジンは今回のモデルから全て2リッターのディーゼルとなりました。
このモデルのエンジン出力は150hp / 330Nmということで、馬力は若干控えめなものの、トルクは3.5リッターのガソリンエンジン並です。
走り出してすぐ分かる、剛性の高さ。
これまでも、その可愛い見た目とは裏腹にボディやシャシーはしっかりした印象がありました。
それに、より走りに振ったスポーツモデルな「ジョンクーパーワークス」なんてモデルもあるので、スポーツ走行も十分耐えられる剛性を持っていたんです。
ただ、今回からシャシーがBMWのX1と共通となり、よりガチッとした印象で。
ステアリングを小刻みに振ってみても、ミシリとも言わない感じ。
その分?というわけではないのかもしれませんが、MINIが信条としている「ゴーカート感」は薄く、静かで優雅に走るので、すっかりプレミアムなCセグメントのクルマという印象で御座いました。
この辺は、賛否が分かれるところでしょう。
パワフルなディーゼルも、もう一声パンチが欲しい。
そこそこ渋滞した街中を抜けて、信号の少ない道にでて加速を楽しんでみました。
やはり、低い回転数で最大トルクを発揮するということもあって”静かに速い”という印象。
ただ、車重が1610kgもありますから、俊敏にキビキビと走る感じは薄い。
その車重に引っ張られてか、ハンドリングも若干ダルな印象で御座いました。
もちろん、これは上位モデルの「COOPER SD」ではまた違うかもしれません。
しかしながら、重厚で静かなので、若い頃ジョンクーパーワークスでブイブイ言わせていた方が落ち着きたいなと思っても、またMINIを選べるという安心感もあるのかも。
ちなみに、車外にいるとディーゼル特有のカラカラ音は結構聞こえますが、車内にいたらほとんど気にならないし、もちろん走り出せば分からなくなると言っていいくらいだと思います。
運転すると気にならなくなる、その大きさ。
外から見るとでっかい。
けれど、ステアリングを握るとこれまでのMINIとそう変わらない印象なんですね。
多分、これまでと変わらない印象の内装と、MINIこだわりの見切りの良さが影響しているのかも知れません。
世界的に、このCセグメントと呼ばれるクラスは良いクルマがたくさんあります。
その中でも、例えばフォルクスワーゲンのゴルフは世界中のメーカーがベンチマークとしていますし、メルセデスだってAクラスがあり、BMWには1シリーズがあり、アウディにはA3があり・・・とそんな激戦区へ新たに挑む「大きなMINI」。
例えば、これまでMINIに乗ってきた若い人が、結婚して家族が増えて・・・となった時にもやっぱりMINIを選べる、ずっと付き合っていけるブランドとして、安心感みたいなものもあると思います。
クルマって、実はそうやってオーナーと共に成長していくんですね。
先に紹介したワーゲンのゴルフもそう、ゴルフのオーナーの要望(だけではありませんが)と共に大きくなっていき、結果昔のゴルフサイズのPOLOが生まれ、さらに小さなUP!なんてものも出てきた。
サイズのことを色々と言われていますが、”MINI”というブランドはこれからもずっと人気を保つんだろうな、そう思えた試乗体験で御座いました。
もらってうれしい試乗特典!
MINIはいつも何かと色々ともらえるんですが、今回はこんな素敵なホーローのマグカップを頂きました。
そんな感じで、クルマに興味のない方も、是非色々なクルマを楽しんでみてください!
買う気は無くても、きっと楽しい時間が過ごせると思います。
この記事を書いた人
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なっきー
ソリューションプランナー (大阪本社)
ソリューションプランナー
(大阪本社)
カメラと車の話題になると彼をとめられる者はもはや存在しない。社内でも有名な愛妻家であり、ツインテール評論家でもある。2児のパパ。近頃ギャグのセンスがあがってきた(自称)。 本業はWEBディレクターとして、京都の有名な寺社や航空会社、新聞社などのサイトを幅広く手掛ける。苦境に立たされてもめげない強さとひとあたりのよさには定評がある。
カメラと車の話題になると彼をとめられる者はもはや存在しない。社内でも有名な愛妻家であり、ツインテール評論家でもある。2児のパパ。近頃ギャグのセンスがあがってきた(自称)。 本業はWEBディレクターとして、京都の有名な寺社や航空会社、新聞社などのサイトを幅広く手掛ける。苦境に立たされてもめげない強さとひとあたりのよさには定評がある。
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