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AppleによるBeats買収の裏側に迫る「ディファイアント・ワンズ」はIT関係者も音楽好きも必ず見たほうがいいメン(件)

2018年05月08日 

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出典元:Netflix

2015年、Appleとしては最高価格の約3056億円でBeats by Dr.Dreの買収を行いました。買収後はAppleのストリーミングサービス「Apple Music」でBeatsのコンテンツを楽しめたり「b」の文字をしたヘッドホンをApple Storeで買えたりします。

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出典元:Beats by Dr.Dre

「Beats by Dr.Dre」というブランドはアメリカの凄腕耳鼻科のドクターDreさんがプロデュースした耳鼻咽喉科学会推奨のヘッドホン。ではなく、HIPHOP界の超大物ラッパー兼プロデューサーのDr.Dreと音楽業界の大物プロデューサーのジミー・アイオヴィンが設立したヘッドホンのブランドです。

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今回ご紹介するドラマ「ディファイアントワンズ」は、生まれた当時は貧しくストリートでハスリングしていたDr.Dreとジミーの2人が巡り会い、なんやかんやあって地球No.1企業Appleから約3056億円を提示されて会社を売るというアメリカンドリームを手に入れるまでのなんやかんやを描いたNetflixオリジナルドキュメンタリーなのです。


Dr.Dreって誰やねん

コンプトンという貧しい黒人が多く住む地域で生まれ、ドラッグディーラーになるしか選択肢がない状況でHIPHOPと出会い、仲間たちとN.W.Aという伝説的グループを結成してDJ兼トラックメーカーとして活躍、一躍有名に。

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出典元:VOLTURE

その後独立。スヌープドッグや2pacをプロデュース。以降もエミネムや50centを発掘して全面プロデュース。最近もケンドリック・ラマーのメジャーデビューアルバムもプロデュースしています。ずっとHIPHOPの第一線で活躍している小室哲哉みたいな人なんです。


ジミー・アイオヴィンって誰やねん

イタリア人移民の子供としてニューヨークで育ち、勉強もそっちのけでバンド活動を行うが自身には才能がないことに気づき裏方に回る道を選ぶ。その後なんやかんやあってレコーディングエンジニアとしてジョンレノンやパティ・スミスの楽曲制作に携わったのちプロデューサーになる。

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インタースコープ・レコーズを設立。主に手がけたアーティストとしてはローリング・ストーンズ、U2、グウェン・ステファニー、ナイン・インチ・ネイルズ、マドンナ、マリリンマンソン、レディーガガ、エルトンジョン、ゴリラズなどで現在ユニバーサルミュージックの中心的レーベルを作った小室哲哉みたいな人なんです。


畑違いの2人が出会って・・・

2人の小室哲哉が運命的に出会い、意気投合。力を合わせてヒット曲を連発します。

レーベル運営、楽曲のプロデュースだけではなく、最終アウトプット先のスピーカー、ヘッドホンもプロデュースします。それがBeats by Dr.Dreです。業界のコネを使い有名人に製品をばら撒いて、その着用姿をメディアでみた一般人の間で「あのクールなヘッドホンはどこで買えるんだ!?」と話題となり若者を中心にBeatsは大人気となります。さらに今後CDが売れなくなってくることを見越して、音楽配信サービス「Beats MUSIC」を始めます。

音楽業界に強力なパイプを持つ2人と、若者に人気の音楽配信サービス、そしてクールなヘッドホン、この3つの要素が欲しかった企業がいました。Appleです。

出典元:boston herald

Appleは自社の音楽配信サービス「Apple Music」を加速させるべく約3056億円でBeatsを買収しました。ジミーとDreを取り込むことにより今まで契約に難色を示していたレーベルも「まぁ2人が言うならしゃーない」と色んな契約がスムーズに進みますし、Beats Musicを取り込めばApple Musicのコンテンツが充実します。ヘッドホンはおまけみたいなもんでしょう。
Beatsというブランド自体は継続、Apple Musicも順調に会員数を増やしています。

出典元:limewit

そしてジミーとDr.DreはAppleの社員としてApple MusicやApple傘下のBeatsを盛り上げていくべく今日もキレイなオフィスでハスリングしていくのであった。。

詳細はNetflixで番組を見よう

ここで書ききれなかった話、HIPHOP好きにはDr.Dreのデス・ロウ・レコードの話、東西対立時の話はとても面白いと思います。HIPHOPが好きじゃない方はジミーが関わった大物アーティスト(ジョンレノン含め)の裏話はちょっとしたアメリカ近代音楽まとめみたいになっているので楽しめると思います。IT関係者にはスタートアップのサクセスストーリーとして楽しめます。というわけで幅広い方に楽しめる作品となっていますのでおすすめですよ。

ディファイアント・ワンズ

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    ディレクター (大阪本社)

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    軽い。スポンジのように軽いが、その分吸収力はお墨付き。日常でも新たな可能性を模索することを怠らない勉強家。好きな場所はカウンターがあるお好み焼き屋さん。本業はWEBディレクター。そのフットワークの軽さを活かし、新しい技術にも積極的に取り組む。

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